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イベントレポート

カラーコンサルタント講座 2018年度 発表会

2019年3月9日


2018年度 カラボ色大学で最高位のクラスであるカラーコンサルタント講座の発表会が開催されました!

当校で色彩検定1級をストレートで取得し、パーソナルカラーアナリスト養成講座も受講され、色彩を多方面から学んだ堀田 裕美さんのテーマは「ドイツ木組み工法建築物の色彩研究 ~新設アパートメントの色彩提案として~」。

多摩美術大学 デザイン科(グラフィックデザイン専攻)を卒業され、現在はカラーコンサルタント・グラフィックデザイナーとして活躍されている堀田さん。建築関係の業務に携わっておられ、新規でアパートを建築したいというクライアントから「ドイツの木組み工法建築物を視察してきてほしい」との依頼があったとのことで、業務で実際に受注した案件をテーマに選ばれました。



実際にクライアントが希望があったドイツにある3箇所(フランクルト、ツェレ、フロイデンベルク)木造住宅に使われている色彩を色彩検定でも学ぶカラーチップを使った「視感測色(しかんそくしょく)」を行い、計測。梁(はり)や壁、窓枠やアクセントカラーを全38棟分こつこつ調べ、使われていた色相や明度、彩度の分布図を作成しそれぞれの特徴を考察されていました。「遠くから見る見かけの色と、実際に近づいて測色した色、随分と色の差があったことに驚きました!」と堀田さんからの感想もあり、人間の知覚する色とカラーチップなどの色票の差を体感されたことがわかります。

調査結果を見たクライアントが希望する建築物のイメージは、現在の日本の住宅にはあまり見られないコントラストの強い配色。実際にアパートを建築する土地の近隣住宅との「調和」を考え、建築予定の周辺環境もしっかり調査し、クライアントの希望も残しつつ、周辺環境と調和を図れる配色パターンと数点作成されていました。こちらも色彩検定で学ぶエクステリア色彩の内容となりますが、近隣の住宅や建築物との「調和」もエクステリア色彩を考える上で重要ですので、堀田さんはその内容もしっかり押さえた色彩提案ができており、これまで学んできた知識を生かせていました!

調査結果を踏まえて実際にクライアントに色彩提案を行い、実際に施工が行われる予定とのことです。

今回のタイミングで巡ってきたチャンスを存分に生かして、色彩を学ぶ以前とは違ったプロの目線から色彩を考え、選択し、提案をするというカラーコンサルタントの業務を実践できたとてもいい機会だったのではと思います。




後日、修了証と資格証を贈与し、無事にカラーコンサルタント講座終了となりました!
色彩理論を学んだだけではわからない、色彩の難しさと奥深さを感じられたのではと思います。テキストや授業で学んだことを、実践で生かすことは容易なことではありませんが、色の正体を知り、色の知覚の仕組みを知り、美しいと人々が感じる配色の理論を知り、人々の生活空間の色彩を知り、実際に色と向き合うことの大切さ。「色彩検定1級は、色の世界への入り口である」とカラボ色大学 学長の言葉が実感できる、とても素晴らしい発表会でした。堀田さん、お疲れさまでした!


カラボ色大学®では「色の裾野を広げる」をテーマに、近隣学校等の生徒さんの受け入れやビジネス向けの講演、イベントへの参加などの取り組みを始めています。講演や当大学とのコラボなど、ご依頼はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 
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